小祝神社(おぼりじんじゃ)
御祭神は、「少彦名命」
神話では、手に乗るほど小さい姿をした神様と伝えられています。
医薬の神で、無病息災・病気平癒・厄除け・温泉・安産守護神でもあります。
御祭神の少彦名命は、姿がとても小さく一寸法師のモデルになった神様ともいわれています。
医薬の神様は、全国的にも希少と言われています。
近くを流れる烏川にかかる橋が聖石橋で、烏川の中に「聖石」「赤石」「川越石」の三石があるといい、石と関係の深い神社であるともされています。
近世以降は、「安産の神」として信仰深く、戌の日に腹帯を求める妊婦の姿が見かけられるそうです。
そのためか定かではないですが、神社横そばには保育園も併設されています。
群馬県高崎市にある古社であり千年以上の歴史ある神社で創建は不詳となっていますが、延長5年(927年)に成立した格式「延喜式神名帳」に記載される神社の十二の神社のうち、七之宮とされています。
旧社格は郷社、ご神紋は三つ巴となります。
現在の社殿は江戸の正徳年間(1711~15)に高崎城主 間部間部詮房(まなべあきふさ)によって享保2年(1717年)により造営されたもので、高崎市の神社本殿としては最古のものとされています。
鳥居
手水舎
正月仕様で飾り付けが置いてありました。
現在、使用はできないようで、代わりに消毒が置いてあります。
社殿
社殿は後方の本殿と拝殿・幣殿がつながっています。
社殿真ん中には、「少彦名命」の姿がほられています。
社殿は朱色が鮮やかで、社の絵柄や彫刻は鳥モチーフが多めに描かれていました。
少彦名命は天つ神(あまつかみ)であったことに由来する名称で、天つ神は天神(てんじん)ともいいます。
このような伝承もあり鳥との縁があったためでしょうか?
神代よりあるという有馬温泉は、日本書紀に大巳貴命と少彦名命が傷ついた3鳥が水に浸かり傷が治る姿をみて温泉を発見したとある。
3羽とあるがこれは足の数と類似し、本来は八咫烏であった可能性がある。
「正一位小祝大明神」として祀られています。
後ろは本殿になります。
本殿は、高崎市重要文化財に指定されていて、群馬県最古の神社本殿でもあります。
絵馬堂
おみくじ掛け
ハートマークのおみくじ掛け所。上にはきれいな紫色の光。
境内には、倉稲魂神・猿田彦大神・庚申塔等の合祀神の石碑がいくつか祀られていました。
社務所
社殿前の参道の社務所ではお守り・御朱印を授与して頂けます。
医薬の神が祀られているので、病気平穏、安産祈願のお守りが特に押されているようです。
他、縁結びや学業、厄除け、家内安全、商売繁盛などのお守りもあります。
御朱印
御朱印も数多く月替りの限定御朱印もいくつかあります。
指定日以外は書置きのものとなりますので、HPを参考に行かれたほうがいいかもしれません。
今回頂いた御朱印は、御祭神の少彦名命の御朱印2種と1月の限定御朱印2種です。
通常御朱印(書き置き)500円です。
1月の限定御朱印
今年干支のうさぎモチーフ
他にも月替り御朱印が何種類かありました。
限定御朱印(書き置き)600円
御祭神
御祭神
少彦名命
合祀神
速玉男命、大日孁命(天照大御神)、五十猛神、健御名方神、大國主神、誉田別命、伊弉冉命、宇氣母智神、倉稲魂神、大名持神、大山祇神、八衢姫命、菊理姫命、軻遇突智命、八衢彦神、久那止神、市杵嶋姫命、事解男命、素戔嗚命、菅原道真公、藤原家隆卿
御神徳
健康・病気平癒・安産子育て・五穀豊穣・学業成就など様々なご利益
アクセス
〒370-0864
群馬県高崎市石原町1247