金沢五社とは
石川県金沢市に所在する神社のうち、江戸時代から鎮座する宇多須神社、小坂神社、神明宮、椿原天満宮、安江八幡宮の吉田神道の五つの神社の総称です。この五社は近代の社格制度では県社に列格されます。この五社すべてを参拝することを「五社参り」と言うそうです。
ちなみに「五社巡り」信仰は現在も続き全て巡る事で、開運招福・諸願成就のご利益がある言われています。
神明宮
天照皇大神、豊受姫神を御祭神が祀られた神社です。
「神明~」と付けば、“伊勢の神宮”のご分社である事を示しています。
金沢五社の一つであり、全国七神明(他の六つは東京・芝神明、山形・湯殿山神明、大阪城神明、長野・安曇神明、京都・東岩倉神明、京都・朝日神明)、または三神明の一社と云われ、お神明(しんめい)さん”の愛称で親しまれている社です。
悪事災難厄除け神事が行われ、5月と10月の「あぶりもち神事」が大変有名です。
宿泊した宿にも、家守(いえもり)として、こちらのあぶり餅の串が天井に飾ってありました。
地元だと特に家守にしている家は多そうです。
鳥居
神明の大ケヤキ
境内には樹齢約千年と言われる金沢市指定保存樹第1号の大ケヤキ(樹高33m、幹周7.83m、枝幅25m)があります。この大ケヤキは「神明の大ケヤキ」と語り継がれ、地域住民から親しまれており、県内で最も大きなケヤキです。
古来より巨樹にはエネルギーを発する力があるとされ、近年ではパワースポットとして注目されています。
神明の大ケヤキの横には願掛けねがい石があります。
社殿
「たらよう願い」
紙に書かずに「たらよう」という葉に書いて神様にお願いするそうです。
社務所と狛犬
鳥居から入って右手側の社務所が開いていました。
祭り時など人が多い時は右手の社務所も開いているのかなと思います。
御神木の“千年樹”神明の大ケヤキがの木の皮が入っている千年樹守などがありました。
御朱印
こちらの御朱印は書き置き500円でした。
木の年輪柄に絵柄と文字があり紙が分厚くしっかりしていました。
御祭神
天照皇大神、豊受姫神
御神徳
悪事災難厄除、五穀豊穣、開運招福、健康、子孫繁栄など
アクセス
〒921-8031
石川県金沢市野町2丁目1−8