田井菅原神社(石川県金沢市天神町)御神木が特徴的な形の菅原道真公に縁ある神社

石川

田井菅原神社

椿原天満宮から歩いてすぐの住宅街の中にある、紅白の御鏡餅で有名な神社です。

菅原道真公が大宰府へ左遷される途中、河内の国の道明寺(大阪府藤井寺市)の叔母覚寿尼を訪ねてお別れの挨拶にうかがった際、旧知の田邊左衛門(さえもん)に自画像を授けられました。
それ以来、田井菅原神社では家宝として大切に守り伝え、その後越前に居をかまえましたが、天正期(1572~92年)に田井城に拠った一向一揆の奨松田次郎左衛門が、米泉村の郷士州崎兵庫と土地の境界を争った際、同族の松田次郎左衛門を助けて参戦し、以来永くこの地にとどまることになりました。

その後、田邊喜兵衛の代に、前田利常公より十村役(代官・大庄屋)を命ぜられ代々その職を継ぎ、先祖伝来の菅原道真公の自画像を邸内社(ていないしゃ)にお祀りし、当家のみならず近在の人々も田井郷の鎮守の神さまとして尊ばれました。明治となり、この神さまを崇敬するたくさんの人たちよって当家の庭園内に神社が建てられたそうです。

鳥居

白と赤の鳥居があります。

手水舎と井戸

手水舎の上には、菅原道真公の和歌の内容が書かれています。

御神木

独特な形の御神木で、人のような形のような…不思議な感じがありました。

田井菅原神社芭蕉の句碑

芭蕉が元禄2(1689)年に、奥の細道の旅の途中に、同年7月金沢に立ち寄り、金沢の地に芭蕉の句碑が見られます。石碑には、明治21年3月下旬と建立とあります。

社殿

社殿には、先祖伝来の菅原道真公の自画像が飾られています。
おまもり・おみくじなども置いています。

御朱印

神社から少し離れた民家のインターフォンを押して御朱印を頂きました。
御朱印料金はお気持ちで…とのことで好きな料金で良いと言われました。
ひとまず500円をお渡ししました。

境内社

大黒様(大国主命)

第13代藩主前田斉泰(なりやす)公より拝領した大国主命が祀られています。
開運・商売繁盛のご利益が書いてありました。

御祭神

菅原 道真公(学問の神・前田家の先祖)

御神徳

学業成就・商売繁盛・災難除けなど

アクセス

〒920-0925
石川県金沢市天神町1丁目3−20

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