二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
二見興玉神社は、元は二つの宮が明治時代に合祀され出来ました。
一つは、行基が二見浦の裏山に太江寺を開山時、猿田彦大神をまつった興玉社。もう一つは「天の岩屋」の中に宇迦御魂大神を祀った三宮社。さらに境内社の竜宮社の祭神・綿津見大神を加えた三柱が二見興玉神社の祭神となりました。
神社属性は、水属性のようです。
二見興玉神社 お伊勢参りの最初に参拝する理由は?
バスツアーで一番最初に参拝した神社です。
伊勢の二見浦は神代よりその一帯を霊域とされ、伊勢参宮する参拝者が心身を清め禊祓いをしていた禊場でした。
二見興玉神社に参拝し穢を祓い心身を清浄にしてから伊勢神宮へ参拝するのが昔からの慣習とされています。
二見興玉神社は、「日の出の神・みちひらきの神・導きの神」といわれる猿田彦大神が祀られていて、物事をスタートするのに良いと言われている神社でもあり、お伊勢参りをする最初の道開きとしてとても縁起の良い神社です。
夫婦岩の役割は?
神社から見れる「夫婦岩」。縁結びのスポットとしても有名な場所です。
大岩は男岩・立岩(たていわ)、小岩は女岩・根尻岩とも言われ、両岩が「夫婦岩」と呼ばれるようになったのは明治以降のことであり、それまでは総称して「立石」、親しみを込めて「立石さん」と呼ばれていました。
夫婦岩を結ぶ大注連縄は「結界の縄」と称され、夫婦岩の向こうを海の彼方から常世神が寄りつく聖なる場所とされ鳥居の役割を果しており、日の出の遥拝所でもあります。
天気の良い明け方には夫婦岩の間から富士山を見る事もできるそうです。
よく見ると夫婦岩の後ろの岩にも蛙像があります。
興玉神石
夫婦岩から東北に700m先の海中には、霊岩とわれる興玉神石が祀られています。
倭姫命が天照皇大御神を奉戴して二見浦にで入られた際、猿田彦大神がお出迎えした霊石で、猿田彦大神出現の霊跡と言われています。
※現在は船でなければ拝むことが出来ません。
境内にある二見蛙
境内には、善導の神「猿田彦大神」の御使いとされる蛙の置物が各所にあります。
龍神は雨を喜ぶと云う意味から蛙を献ずるといわれ、旅の安全、航海の安穏を祈念して
無事「かえる」の願からでた縁起ものと云い伝えられています。
無事かえる・貸したものがかえる・若かえるなどの御利益があるとされています。
鳥居
裏手の駐車場から入るとまず白い鳥居があります。
二見興玉神社一ノ鳥居
二見興玉神社二ノ鳥居
最後、赤い大きな鳥居があります。
二見興玉神社東鳥居
手水舎
二見蛙たちの手水舎。
社務所・御守授与所
蛙の手水舎右手は、朱色の建物の神札神符お受け所。
左手には社務所で御朱印が受け取れます。
社殿
日の神皇居遙拝所
夫婦岩の沖合い約700mに沈むと言われている「興玉神石」をお詣りするための遙拝所です。
手前にある「輪注連縄」で体をさすって、けがれを清め、悪い部分を託して健康を祈願することもできます。(300円)
境内社
龍宮社
寛政四年(1794年) 大津波の大災害後、水難に遭遇しないように海の安全を願い龍神が祀られています。御祭神は海の守護神である大綿津見神です。手水舎は龍モチーフでした。
龍宮社の方の社務所もあり、こちらでは龍宮社の御朱印があります。
二見興玉神社の社務所では、二見興玉神社の御朱印が受けられ2種類の御朱印を受けられます。
天の岩屋
手前右手には、天の岩屋と言われる社があります。
宇迦御魂大神を祀った三宮神社の遺跡と言われています。 全国に「天の岩戸」「天の岩屋」と称される場所があるそうですが、そのひとつで、天照大神が隠れられた処(日の入処)のひとつです。
御朱印
龍宮社・二見興玉神社の2種類御朱印(300円)書き置きがあります。
それぞれの社務所でお受けできます。
御神祭
興玉大神(おきたまのおおかみ) 御名 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
相殿 宇迦乃御魂大神(うがのみたまのおおかみ)
境内社 龍宮社 綿津見大臣(わたつみのかみ)
御神徳
夫婦和合や・縁結び・夫婦円満・交通安全・開運招福、家内安全、交通安全など
アクセス
〒519-0602
三重県伊勢市二見町江575
コメント