金沢五社とは
石川県金沢市に所在する神社のうち、江戸時代から鎮座する宇多須神社、小坂神社、神明宮、椿原天満宮、安江八幡宮の吉田神道の五つの神社の総称です。この五社は近代の社格制度では県社に列格されます。この五社すべてを参拝することを「五社参り」と言うそうです。
ちなみに「五社巡り」信仰は現在も続き全て巡る事で、開運招福・諸願成就のご利益がある言われています。
安江八幡宮 ・金沢水天宮
一社目に参拝しました。こちらは駅に近いためすぐ行けました。
全部巡った後気づいたんですが同じ金沢といえど五社歩こうと思うと距離がかなりあるのでバスなどを使ったほうが良さそうです。他の寺社移動では、途中でバスに乗ることもありました。
金沢駅からほど近くに鎮座する神社で、武運、安産、 病気平癒のご利益がある安江八幡宮と、 安産、子授け、水難除けのご利益がある金沢水天宮が同じ境内に祀られています。
神社のある此花町は以前安江鍛冶町と称して、多くの刀鍛冶のいたところで、有名な泰平・兼若もここにいました。これら刀鍛冶が水火の伝授(刀剣製作時の水と火の加減のこと)を必ず神社でおこなったことから、今でも俗に「鍛冶八幡さん」と称されています。
加賀八幡起上り
金沢の郷土玩具「加賀八幡起上り(かがはちまんおきあがり)」発祥の神社と言われています。
加賀八幡起上りは、氏子の一老翁が当八幡宮に参詣して御神像を受け、この起き上がりを発案し、厄除け・病気平癒・愛児の健康祈願・起き上がると言われるため社業繁栄・商売繁盛のお守りとしたそうです。
鳥居・狛犬
手水舎
柄杓がない所が多いですね。
拝殿
行ったときはちょうど他に人はいませんでした。
社務所
社務所前に御神木とされる大きなクスノキがあります。
境内末社
稲荷社
京都の伏見稲荷のご分霊「宇迦之御魂大神」を祀るお社です。
(商売繁盛・五穀豊穣の神)
入ろうとすると蜂が見えたので後で参拝しました。(蜂よけ)
白鳥社
林茶店(宝暦3年(1753年)創業)の茶畑より現れた御神像を祀るお社です。
その御姿から「日本武尊」として境内に祀られています。刀鍛冶の姿を現している事から
この地に住む刀鍛冶の信仰を集めたとも伝えられています。
(五穀豊穣・商売繁盛・出世・開運招福の神)
結社(むすびしゃ)
金沢市玉川町にお祀りされていたお社を、昭和50年に境内に遷座したお社です。
高皇産霊神・神産巣日神が祀られています。
(諸願成就・縁結びの神)
御朱印
安江八幡宮 ・金沢水天宮の御朱印を頂きました。
御祭神
安江八幡宮 誉田別尊(応神天皇)・気長足姫尊(神功皇后)、玉依姫尊
水天宮 天御中主神・安徳天皇
配神 天照皇大神・大国主神・蛭児神
御神徳
武運、安産、 病気平癒、 安産、子授け、水難除けなど
アクセス
〒920-0852
石川県金沢市此花町11−27