音無神社から徒歩数分で葛見神社に立ち寄りました。
当時の伊東の北東部は葛見の庄と呼ばれていて、 鎌倉時代以前にこの地を治めていた地頭の工藤祐高(伊東家の祖である伊東家次=伊東家の祖)が社殿を造営し葛見神を祀ったのが始まりと云われています。守護神として京都伏見稲荷が勧進合祀されています。
境内にある大楠は樹齢1000年以上で、全国第二位の樹齢を誇る国指定天然記念物とされ周囲20mもある巨樹で、県の巨木100選に指定されています。
手水舎
1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災で壊れた神社の鳥居の柱が使われています。
本殿
本殿前には狛犬と狐が2体ずつ鎮座しています。
どちらか一方のみを見ることが多いので珍しいですね。
土地神と稲荷を勧進合祀している象徴でしょうか?
本殿横にある国指定天然記念物になっている大楠。
全国で2番目の大楠とされ、樹高25m、周囲20mのどっしりした霊木ともされています。
大楠の根元には祠があります。この祠は疱瘡(ほうそう)神を祀ったもので、その昔、疱瘡が流行した時の疫病を恐れて神を祀ったのだそうです。くすの木の樹皮が疱瘡にかかった時にできる皮膚に似ていることから疱瘡の神として祀られました。疱瘡になると死に至ることもあるため疫病平癒の願いを込めてこの木に託したようです。
社務所では御朱印とお守りなども販売していました。
御祭神
葛見神・倉稲魂命(稲荷神)・大山祇命
御神徳
五穀豊穣・商売繁盛・病気平癒・健康祈願 技芸・芸能 金運上昇
アクセス
〒414-0033
静岡県伊東市馬場町1丁目16−40