まずかなりの大きさの鳥居を車でくぐりました。
高さ27.5m、柱の太さ4.6m、総重量は2800tにもなる巨大な最上稲荷の鳥居で作られたのは昭和47年(1972年)ですが、平成26年(2014年)に大改修が行われ現在の姿になったそうです。
そういえば最上稲荷を回っている際、この鳥居はさすがに無理ですが小さい鳥居の上に石が結構たくさん積んであるのを見かけました。知人となんでだろうと話してたんですが、後で調べると鳥居の上に石を乗せると願いが叶うという俗説があったのですね。
石が落ちてくる事を考えて、神社では推奨していないようです。
駐車場に車をとめ少し歩くとまず入り口に仁王門があります。外側には金色の2体仁王様。内側には金色のお稲荷様。ライトアップできるボタンも何故かありアトラクション要素も。
そして猫ちゃん・・・。近いのにこの落ち着き。たくさんの猫ちゃんを見かけました。
右手階段を登ると根本大堂 (こんぽんだいどう)があります。
観音像もみられます。
そして仁王門から真っ直ぐ歩いていくと本殿があります。
1979年に建てられた本殿(霊光殿)。
中央に最上位経王大菩薩が祀られており、五穀豊穣、商売繁盛、開運など沢山のご利益があるそうです。
正式名称は「最上稲荷山妙教寺」ですが、明治の神仏分離令の際、特別に「神仏習合」の祭祀形態が許された、仏教の流れを汲む貴重な稲荷になります。そのため、お寺でありながら鳥居をそなえ、神宮形式の本殿(霊光殿)があるなど神仏習合時代の形態を数多く残しています。
本殿横には、祈祷受付や売店の「幸運ショップ ゆかり」などがあります。
売店には数多くの開運グッズ。お守りや念珠、ブレスレットなどの数がかなり多く、商売繁盛に力を入れているのがよく伝わってきました。知人は6500円のブレスレットを購入。デザインを気に入ったみたいです。
本殿を通り過ぎて奥に進むと「縁の末社」がありました。
縁切り、縁結びも有名なのですね。
最正位縁引天王と最正位離別天王をお祀りしている場所でパワースポットとして知られています。
更に進むと旧本殿(霊応殿)があります。
旧本殿の周りには七十七末社があります。
最上尊にお仕えし、それぞれが厄除けや縁結びなどの役割を担って衆生救済の手助けをする神さまです。荒熊天王や朝日天王など20件が登録有形文化財に指定されています。
白狐に乗った最上位経王大菩薩が八畳岩に降臨。大師はその尊影を刻み祈願を続け、無事天皇は快癒されたといいます。聖域とされる場所なのでこちらから登りました。
しかし・・・
到達まではグーグルマップ見た感じより遠く険しく30分どころではなく体感一時間くらいかかったような気もします。途中休憩したってこともありますが。これは、修行させられているのか、聖域までの道のりは足場も険しくなかなかの試練。どんぐりに足持っていかれそうになったり、足場など険しかったため2度ほど足もってかれそうになった気がしました。
その後下山。
こちらは妙見堂。
備中高松城の守護神として祀られていた北辰妙見大菩薩の尊像をお祀りしています。