甲斐 善光寺(山梨県甲府市善光寺)武田信玄公が創建した重要文化財が多数存在する寺

神社・寺院巡り

善光寺は信州長野の善光寺が有名ですが、それ他にも全国各地に善光寺という名の寺院は数多く存在します。現在では200以上の善光寺の名前のお寺があるそうです。

甲斐 善光寺は、武田信玄公が川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(一五五八)
御本尊善光寺如来像等を奉遷したことに始まります。

重要文化財5件・県指定文化財4件・市指定文化財8件をはじめとする文化財の宝庫として著名でその一部は宝物館等で保管されています。

武田氏滅亡後は、御本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々としましたが、慶長三年(一五九八)信州に帰座になりました。甲府の当寺では新たに前立仏を御本尊と定め現在に至ります。

山門

武田氏創建後、宝暦四年(一七五四)門前の失火により焼けてしまった後、
メインの金堂と山門は寛政八年(一七五四)に再建されています。
善光寺建築特有の撞木造とよばれる形式で建てられています。
巨大な山門で重要文化財に指定されています。
山門からメインの金堂までの参道は少し距離があり、歩いているといくつか民家もあります。

香炉堂

中心にお線香を立てるところがあり、お線香は200円で自販機式で購入可能です。寺の中にあちこちにお線香を立てておける場所があるので真ん中に全部立てなくても良いそうです。行った時は蓋が閉じられていました。

地蔵堂

香炉堂のすぐ左手にはすぐ地蔵堂があります。真ん中には鏡が置いてあります。

手洗場


こちらにも武田家家紋の花菱がデザインしてあります。

大仏・池庭園


左手奥には大仏と池もあります。

宝物館

その更に後ろにある宝物館では、日本最古の彫像とされる源頼朝像・源実朝像・熊谷直実像が保存されていて文化財に指定されています。その他の歴史的作品が保存されています。

金堂


金堂内を巡るには拝観料必須になります。
大 人 500円
小学生 250円
金堂内社務所で上記手続き後、内部をぐるっと巡りました。
金堂内は写真撮影はNGです。
御朱印やお守りもこちらで頂けます。

お戒壇廻り

金堂内のちょうど後ろまで来ると、下に降りる階段があります。この下は真っ暗になっており明かりを付けないよう注意書きもありました。内部は「心」の字をかたどった道で、どこかにある鍵に触れることによって、御本尊とご縁を結ぶことができるそうです。

日本一の鳴き龍

金堂中中陣天井には、巨大な龍が二頭描かれています。
ここの部分は、吊り天井となっており、手をたたくと多重反響現象による共鳴が起こります。
日本一の規模の大きさで龍が描かれています。

御本尊善光寺如来像

御本尊は、建久六年(一一九五)尾張の僧定尊が、秘仏である信濃善光寺の前立仏として造立したものです。定尊は、如来の夢の告げを得て勧進に行脚し、四万八千余人もの寄進を得たといわれます。
現在は七年目ごとの御開帳予定で見ることが出来ますがあいにく三月参拝だったのでちょうど四月~とは時期がずれてしまいました。

鐘楼堂銅鐘

境内右手には堂銅のがあります。信州から引きずって運んだ「引き摺りの鐘」として知られ、現在でも時を告げております。

正一位王子稲荷大明神

境内右手更に奥には正一位王子稲荷大明神の神社もありました。

 

アクセス

〒400-0806
山梨県甲府市善光寺3丁目36−1

 

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