宿泊した下部温泉 湯元ホテル裏にある神社で
建物と建物の間にひっそりと存在している秘境感にあふれた場所です。
熊野神社のはじまりは、仁明天皇が甲斐国の国主の藤原正信公が病のために、下部温泉に療養したことがきっかです。正信公は紀州の熊野権現の信仰厚く夜に夢枕に熊野権現が「此の山上に我を祀れよ」とのお告げにより、建立したのがこの神社と言われています。
建物の間の階段を登っていくとさらに鳥居があります。
手水舎。シールが各所はられていますね。水は張られていませんでした。
さらに登って行くと
本殿。裏もまわってみてたんですが、店名らしいシールやマジックで直書きの願い事がびっしり書いてあります。願い事は体の治癒が多いです。
下部温泉の効果は外傷病気平癒とされています。熊野権現は湯権現(お湯の神様)とも言われていて療養・湯治に訪れた人が祈願、治癒の感謝の意を捧げにお参りする神社でもあります。
本殿、左手には下部町指定文化財に指定されている「太々神楽(ダイダイカグラ)」があります。
撮ったところが何かの存在を思わせるような綺麗な光の形になっていました。
神楽の神座は神の宿るところ、迎えるところの意味があるらしいです。
毎年5月第3の土、日に開催される神楽奉納の舞台で、療養に来て治っていった人の松葉杖が奉納され、供養祭が行われているとのことでした。
さらに山の上の物見台入り口は立ち入り禁止になっていました。
目先の木も倒れているし管理等大変なんだなと思います。
右手には、熊野権現が祀られている祠。松葉杖置所。祭りの道具を入れておく小屋等あります。
御祭神
・速玉男神(はやたまのおのかみ)
・伊弉諾神(イザナギ)
・事解男神(ことさかのをのみこと)
これらの神が仏教の本地垂迹説によて「権現」化したものが熊野権現であるとされています。
アクセス
下部温泉駅から徒歩20分程。
〒409-2942
南巨摩郡身延町下部23