鹿島神宮(茨城県鹿嶋市宮中)~東国三社巡り~武道の神様を祀る湧水池(御手洗池)が有名なパワースポット

茨城

東国三社巡りとは?

東国三社とは、茨城県にある「鹿島神宮」「息栖神社」、千葉県にある「香取神宮」の三社をまとめた呼び名です。江戸時代には「お伊勢参りのみそぎ参り」と呼ばれ、伊勢神宮参拝後にこの三社を参っていました。当時からこの三社参りのご利益がすごいと言われています。三社の位置を結ぶと直角二等辺三角形になり、そのトライアングルエリア内には強力なパワーが存在し、人生に迷ったご利益を授けてくれる、中では不思議な事が起こるとも言われていて、関東随一のパワースポットとして有名な場所となっています。

東国三社の回り方は?

特に順番はないとのことですが、新しいことを始めるのにご利益があると言われている「鹿島神宮」からお参りする方が多いようです。

鹿島神宮

鹿島神宮は常陸国(現在の茨城県)で最も社格が高いとされる常陸国一之宮です。

日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社

東国三社の一社とされています。

御祭神は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)という日本神話最強の神様で、特に勝負運・新しいことを始めるのにご利益があると言われています。

鹿島神宮 西の一之鳥居

鹿島神宮に行く途中、朱色の海水上鳥居が見えました。

高さ18.5m、幅22.5mになり、水上鳥居としては日本最大の大きさになります。

国道51号神宮橋から見えるこの鳥居は、平成25年に建て替えされました。 以前の鳥居からこの工事で大きさが2.5倍になったそうです。

二之鳥居

鹿島神宮の入り口の鳥居です。

東日本大震災時に御影石の大鳥居は倒壊した後、境内にある杉の巨木を用い2014年に再建されました。

二之鳥居から参道脇には出店がいくつか並んでました。

手水舎

楼門の前の手水舎。
柄杓はないようです。

楼門

国の重要文化財です。
寛永11年(1634年)、鹿島神宮大宮司が三代将軍徳川家光の病気平癒の祈願をし、その後快癒したことからそのお礼として水戸藩主・徳川頼房(とくがわよりふさ)により造営されたものです。
三大楼門(福岡・筥崎宮、熊本・阿蘇神社)の中で朱塗りなのはここ鹿島神宮だけです。

二郎杉

楼門にはいってすぐ右手にある杉の巨大な御神木です。

霊杉木

二郎杉近くの霊杉木。
雷火・大風で倒れたが、株根は今なお生存しているため不思議な生命力を持った木とされています。

拝殿

茅葺屋根の拝殿。
本殿・石の間・幣殿・拝殿の4棟からなる社殿は、重要文化財に指定されています。
元和5年(1619)、徳川2代将軍の秀忠公によって寄進されました。

 

本殿

拝殿の裏の本殿。
本殿のほうが装飾が華やかです。

大杉(御神木)

本殿の後ろの大杉で、直接近くに行くことは出来ない位置にあります。

お札・お守授与所

社殿向かいには授与所があります。

社務所・祈祷殿・参集殿

社務所・祈祷殿・参集殿が連なっている授与所の後ろにある建物です。
こちらで御朱印が頂けます。

 

鹿島神宮の森

鳥居・楼門からまっすぐ奥に進むと奥参道になり、木々に囲まれた道になります。

鹿園・売店

鹿園近くの売店には鹿の餌も売っています。

さざれ石

国歌「君が代」に出てくる「さざれ石」の現物と由来が表示されています。

鹿島神宮 奥宮

慶長10年(1605)徳川家康が武神の鹿島神宮に関ヶ原合戦の戦勝を祈願し、その御礼に寄進した当時の本殿です。

奥宮の裏には直接回れ、巨木があるのでそちらも参拝されている方がいました。

武甕槌石像

奥宮から要石に向かう途中の道の分岐地点にある石像。

鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神の佩刀は韴霊剣と古来より伝わっているそうです。
武甕槌大神が持つ剣は、悪病を払う力を持つと言われています。

要石

敷居の中心に中央部が凹んだ石が埋められてます。
地震を起こす大なまずの頭を抑えている鎮石とも言われています。

御手洗池

池は湧水で満たされており、水上に鳥居が建っています。
昔はここで、身を清めてから参拝をしたそうです。

1日400KL以上の清水が湧き出し鳥居奥(後ろ)の涌水口から持ち帰ることも可能(飲水可能)だそうです。

湧水茶屋 一休 ひとやすみ

御手洗池の横にあるお茶屋さん。
八福そばを頂きました。
全ての料理に湧き水を使用しているらしく食べることでもご利益が頂けそうです。
お土産に、ふりかけ食べる唐からしを購入。

御手洗池口鳥居

黒塗りの鳥居。
東日本大震災により倒壊した先代の(御影石製)鳥居に変って、IT企業のパスロジ株式会社が2020年8月10日に再建(寄進)した大鳥居です。

お土産処・カフェ

二ノ鳥居横駐車場にあるお土産処・カフェの建物。

休み処なかやで、東国三社巡りサブレを購入。

東国三社にちなんだモチーフと特産の野菜の味になっています。
・鹿島サブレ=鹿=メロン味
・香取サブレ=亀=さつま芋味
・息栖サブレ=井戸=ピーマン味

御朱印・御守

御朱印は本宮・奥宮の2種類。(500円)
直書きを購入しました。

東国三社守り
三箇所の神社でシールを集め完成させるお守りです。
鹿島神宮は青色のシールで、本体とシールが元からセットでついてきます。(1000円)
黒シールは息栖神社。赤シールは香取神宮。シールのみ(500円)

境内社

鹿島神宮 仮殿

重要文化財に指定され本殿などと同時期に造営されました。

高房社

鹿島神宮拝殿の向かいにある高房社。
本殿より先にお参りすると看板にひっそりかかれています。
楼門入る→高房社→拝殿本殿→奥社へ

鹿島神宮 祖霊社

終戦後の昭和22年、成蹊学園内の鹿島神社の社殿を移築したもので、氏子中の戦没者・祖霊をお祀りしている社です。

熱田社

奥宮の手前に鎮座。
素戔嗚命と稲田姫命の夫婦神が祀られています。

大國社

御手洗池近くにある大国主命が祀られた鹿島神宮末社。

稲荷社

保食神(うけもちのかみ)を祀った鹿島神宮末社。

摂社・末社

坂戸社・沼尾社遥拝所

末社 須賀社

末社 熊野社

末社 祝詞社

末社 津東西社

御神祭

武甕槌大神

御神徳

勝負・道開き・開運出世、厄除けなど

アクセス

〒314-0031
茨城県鹿嶋市宮中2306−1

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